2010/07/21

ザ・ボディショップに乾杯!


ふらり立ち寄ったザ・ボディショップで懐かしい商品と再会しました。
クレンジングミルクCU
キューカンバー(キュウリ)のクレンジングミルク。

1992年に初めての海外生活
カナダ・モントリオールに着いてから数日後
初めて一人でダウンタウンに出かけました。
その時の買い物がこちらなのです。

当時、ザ・ボディショップはまだ札幌にはなく憧れでした。
夢のある新しい異文化のような存在。

ショッピング・モールで The Body Shop の文字を見つけ
ドキドキしながら入りました。
ボブ・ヘアの女性が笑顔で Bonjour ! と挨拶してくれました。
私はフランス語に自信がなかった為
失礼のないよう Bonjour と返事をした後
必ず Hello ! とアピールしました。
するとみんな英語で話してくれました。

いい香りのする店内。カラフルでシンプルな容器。
リサイクル、動物実験反対、資源を大切に、フェアな取引
そんなフィロソフィーを化粧品を通して知ったのもザ・ボディショップです。
スタッフはTシャツにジーンズ。

「何か紹介する?」
その女性が話しかけてくれました。
「クレンジングを探してるの」
「肌の調子はどお?べたつくとかある?Tゾーンね。それならこれよ」
頷きながら差し出してくれたのがこのクレンジング。
「キュウリ水が入ってるから肌がさっぱりしていいわよ」

※ この会話、創作してませんよ。鮮明に覚えています。

そしてレジへ。びっくりしたのが
「袋いる?」
ドゥ ユー ニード ア プラスティック バァ~~グ?
忘れられない衝撃的な質問。
目が完全に「要らないわよね」と言っていました。
「ご協力ありがとう。素敵な1日をね!」

やっと手に入れた憧れの化粧品をそのまま自分のバッグに
ポロリ(まさにポロリ・・・)と入れて店を出ました。
The Body shop のロゴが入った
緑のビニール袋に入れて欲しかった。
それを持って街を歩きたかった(笑)・・・という気持ちと
何かいい事、新しい事をしたような嬉しさもありました。
「この国は進んでる・・・」
この時が買い物エコ・デビューかもしれません。

いつの間にか、この製品は販売を終えていました。

今、日本上陸20周年記念として期間限定で復刻発売されています。
他にも懐かしいバナナ・シャンプーもありました。
(なんとバナナの果肉が入ってるんです。
もちろん髪もバナナのかほ~り~)
しばらくお店に通いそうです。

香りを嗅ぐと当時の光景が鮮明に浮かびます。
モントリオールの若者の多くがザ・ボディショップを使っていました。
私のポーチにシッセイドー(資生堂)が入ってると羨望のまなざし。
しかし私にとっては空容器を持って
ザ・ボディショップに行く彼女達がかっこよくて
時代の先を行く大人に見えました。

ボブのお姉さんは元気かな?