2012/12/30

資生堂パーラー

今年もあとわずか。
 
12月はひたすら働いて、遊んで、食べて、の連続です。
 
そんな毎日を過ごせる事に感謝したいと思います。
 
先日、高校時代からの友人が
札幌からわざわざ遊びに来てくれました。
「東京」ならではの料理が食べたいね、
たまには贅沢しよう、と本当に贅沢をしました。
 
初日、浅草にて今半別館ですき焼き。


そして翌日は昔から憧れていた
銀座の資生堂パーラーでのお食事です。
 
ハイカラ、なレストラン。
店内も落ち着いて上品で(でも気取ってない)シンプル。
 
お店の方に資生堂の伝統的なメニューを伺いました。
 
やはり「チキンライス

銀食器で運ばれてきたチキンライス!
また食べたいです。
かなりの量なので2人で分けてもお腹いっぱい。
 
 

そして「コロッケ」
 
ミートクロケットという名前です。
濃厚なソースとお肉の触感が最高。
こんな贅沢なコロッケ食べたことない!
上に乗ってる揚げたパセリも絶品。

デザートは「プリン・ア・ラ・モード」

余計な事を一切していない
プリン・アラモード
 
銀座でチキンライス。
本当に贅沢でとっても幸せなお食事でした。
 
隣のテーブルにはお父さんと小学生お嬢様が。
 
お二人でジンジャーエールを飲み、
ポタージュスープにハヤシライス。
 
奥のテーブルには男性が一人で
銀の食器でカレーライス。
常連さんなんでしょうか。
 
仕事帰りに資生堂でカレーライス。
駅にある食券買って食べる
ココイチ・カレーの立ち食いとは違うんですね。
 
暖かくて優しい空気の
素敵なレストランでした。
東京でまたお気に入りの場所を見つけました。
 
大切な人とまた行きたいと思います。
 
<おまけ>
友人が帰る日、東京駅での
ランチは
とらやで「お赤飯」
 

2012/12/23

Cameron Carpenter

 

このあやすぃ~お兄さん、何者だ。
 
答えはオルガニストのキャメロン・カーペンター
 
ベルリン・フィルの番組で初めて彼の演奏を聴いて
とても感動しました。
ルックスにも最初びっくりしましたが
これだけの凄い才能です。
なんでもやって欲しいです。
 
パイプオルガンの音やあの包み込まれる空間の世界が
大好きです。
旅行先の教会でパイプオルガンの音が聞こえたら
しばらく浸ってしまいます。
 
驚きは足技です。足でメロディ、手で伴奏・・・。
頭ゴチャゴチャにならないのかな。
靴はダンス・シューズを自身で改良したものだとか。
タップ・ダンスもやっていたそうですが
上手そうですね。
 
憧れはデヴィッド・ボウイだとか。
 
フリーで見れるベルリン・フィルハーモニーで
行われた凄いコンサートの様子。
1曲目のバッハからして素晴らしいです!
 


リハーサルの様子


クリスマス♪
 
 
下はカシオのキーボードでジングルベル♪
スゴイスゴイ。

2012/12/12

クビレが出来たら・・・。




この香水、ベルリンで買ってみたけど・・・。

 
憧れのディータさんの服が発売になったとか。
 
「クビレ」が出来たら注文してみようかな。
 
いつになる事やら・・・。
 
いや~立派です。
 


 

2012/12/09

崇拝の香り




ムーミンの親友、スナフキンの言葉:

「だれかを崇拝しすぎると、
ほんとうの自由は、
得られないんだよ」

さすがスナフキン、いい事をいうな~と思います。

とか言って
私には崇拝してる人がいます。


このブログでも何度か登場しています。
こちら
本当に「崇拝」以外の言葉は見つからない程
彼の世界が憧れです。
ルタンスの作品を見る時の気分は
イコンを見るような感覚に近いかもしれません。
 
 
数十年ぶりに買い物の為に私は「走り」ました。
(もしかして生まれて初めてかもしれません)

ルタンスの香水でお気に入りの香りが
特別アトマイザーで限定発売。
それも「日本で」限定10本(!?)というのです。

唯一取り扱いのザ・ギンザに電話をしたら
「あと1本です」と言われ、貴重な休憩時間に走りました!

香りはfeminite du bois という
いつでも手に入る定番の香り。
私の目標は限定アトマイザー。
真っ黒な六角形のボトル。極めてシンプル。
 


 
これがルタンス信者にはたまらないデザインなのです。

20年以上も昔、ルタンス伝説のひとつが
「ノンブル・ノワール」」という香水でした。
私が資生堂に入社した時、この香りは既に
「製造中止」となり、お客様も先輩も争うように
在庫を買い占めていました。
学生時代からルタンスに憧れていた私も
1本なんとか購入する事ができ、大切に使っていました。
(本当は香水が欲しかったのですが
手に入らなく、オードトワレだったと思います)

それ程人気のあった香水がなぜ製造中止になったかというと
香料が手に入らなくなったからです。
天然の麝香が使われていました。
その頃、動物保護の為、取引が禁止となりました。
いま麝香とか、ムスクと呼ばれている香料は合成のものです。

麝香の入った香水と聞けば
濃厚でセクシーでまったりとしたイメージでしょうか。
しかしノンブル・ノワールはまったく別のもの。
パチュリという土のような香りもアクセント。

資生堂の技術があれば
人工の香料でノンブル・ノワールの再現は
できると思うのですが
きっとルタンスが許さないのでしょうね・・・。

そんなわけて「まぼろしの名香」といえば
このノンブル・ノワールを挙げる人が多いのです。

長くなりましたが
今回の限定品アトマイザーのデザインが
ノンブル・ノワールとリンクするのです。

「黒」はルタンスそのもの。
彼は黒以外の服は着ないそうです。
『黒は全ての色を集約した最高の色 by ルタンス』

とにかく残りの1本を手に入れ
完璧なボトルに見とれているのです。

当時の「ノンブル・ノワール」のヴィジュアル。
 

2012/12/08

Leif Ove Andsnes

 
 
特別に好きなピアニストは
ポリーニとキーシン。
 
今年ベルリンフィルのデジタルコンサートで
知って以来、お気に入りのピアニストが増えました。
ノルウェーの方だとか。
 
とても「いま」の人、という印象で
演奏も知的で自由で伸び伸び。
力強くとても男性的に感じます。
清々しく心地よい演奏家というイメージです。
明るい感じもいいです。
 
ヴァイオリニスト・テツラフとのバルトーク!
絶対にカッコイイ演奏に違いない。
 
好きだな、と思った彼のコメント:
 
『「なんて素晴らしいんだろう、ぜひ弾いてみたい」
と思う曲もあれば
「なんて素晴らしいんだろう、でも自分が弾かなくてもいいだろうな」
と思う曲もある。』
 
 
来春、ベートーヴェンのピアノ協奏曲4番を弾きに来日。
 
ベートーヴェン交響曲の7番もやるよ!
 
 
映像はラフマニノフの3&4番♪
2番もいいけど、最近は3番いいわ~。

2012/12/07

ポーランド放送室内合奏団


 

素晴らしかったパユさんとポーランド放送室内合奏団
 
翌日、急遽すっかりこの室内合奏団にも魅了された
バレエの先生ご夫妻と行ってみました。
 
場所は2週間程前にカヴァコスがリサイタルを
行なった素晴らしいトッパン・ホール。
ここで室内楽なんて楽しみです。
 
「ポーランド映画祭2012開催記念コンサート」
そんなわけで今夜のテーマは
ポーランドが誇る作曲家の映画音楽を集めたもの。
ヴァイチェフ・キラル
ヤン・A・P・カチュマレク
どちらも初めて聞くお名前ですが
演目を見るとおなじみの映画名。
 
指揮はこのオーケストラの設立者でもある
女性指揮者のアグネシュカ・ドゥチマル。
大柄でがっしりした体型の給食のおばさん風。
笑顔が優しくて、学校の先生にもいそうなタイプ。
なんとも頼れそうな風格です。
 
始まった音楽。
どの演奏も親しみ易くて「音楽の楽しさ」を
ストレートに伝えてくれる暖かいものでした。
映画音楽という事もあり、心地よくて聴きやすい。
アッという間に全ての演目が終わり大拍手。
昨夜、話題になったアンコール曲の「オラヴァ」で
会場も大いに湧きました。
 
となりのご婦人も昨夜のパユさんのコンサートで
この室内楽オケに感動して突如来たとか。
「昨夜のパユさんも感動したけど今夜もまたそれ以上だわ!
ポーランドに行こうかしら」
とおっしゃっていました。
 
ドゥチマルさんの指揮、
演奏者を思いやる愛情が感じられて
とても素敵でした。
尊敬と同時に本当にカワイイ。
 
 
会場のチラシで発見。
私が初めて買ったショパンのレコード♪は
このツィメルマン。その後ブラームスのピアノ協奏曲など集めて
大好きなピアニストの一人。
行きたいけど・・・今年は予想外の出費でまた次回。

ついにパユ様♪






ブログネタがたくさんあった11月。
忙しさに流されて12月も1週間が過ぎています。
札幌もベルリンも雪。住んだ外国もモントリオール。
私と縁があるのはいつも寒い国。
(ハワイとかグアムとかタヒチとか行ったことなし)
みなさま風邪などには気をつけて。

では記憶が新しいうちに・・・。

ついに念願、東京にてエマニュエル・パユさんの
コンサートに行くことができました。

仕事で遅刻は避けられなかったのですが
後半から聴くことができました。

いや~都会って感じで素敵な空間でした。
以前、父が叙勲の名誉にあずかり上京した時
お祝いにこのホールでのコンサートをプレゼントしました。
演目は父の大好きなドヴォルザーク「新世界より」。
オペラシティに到着するまでの階段や建物が
とても綺麗だったと言っていました。


お隣の新国立劇場はバレエ公演で行くことが
何度もありました。
コンサート・ホールの名前は「タケミツメモリアル」
コンサートホールの設計にも携わった
世界的な作曲家、武満徹さんにちなんでいます。

到着した時はもちろん演奏の真っ只中。
ホールに入場することはできません。
スタッフの方以外誰もいないロビーで
待つことにしました。
心地よい爽やかな音楽がロビーに流れています。
あれ、スピーカーから聴こえるのはドアの向こうで
演奏しているパユさんと室内楽のアンサンブルの演奏です。
壁にはモニターもあります。

それにしてもスーツを着ている男性が
ずいぶん大勢立っています。
(なんと皇后様が着席になり、
セキュリティの方々だったと判明)

休憩時間となり、一斉に人がロビーに
出てきました。
みんな笑顔&笑顔です。
さぞかし、素敵な演奏なんでしょう。
友人とバレエの先生ご夫妻と
雑談し、さていよいよ始まりました。
 
登場したパユさん、相変わらず優しい笑顔で
スターの貫禄です。
口をパックリ大きくあけて息を吸うのも相変わらず。
ベルリンの定期演奏会の時よりずっとリラックスして
嬉しそうで楽しそうでした。
(ベルリン定期演奏会でのパユさんは笑顔でありながらも
ものすごく緊張していたのが印象的でした)

驚いたのが殆ど意識してなかった
ポーランド放送室内合奏団の音です。
実に深みと重厚感があって上品です。そして優しい。
メンバーみんなが演奏を心から
楽しそうに奏でているのがごく自然に伝わってきます。
大粒ダイアモンドのパユさんを優しく包むような
そんな母性的な空気も漂っています。

9月にエリート集団のベルリン・フィル、
1週間前にはカヴァコス極上のヴァイオリンを聴いた後に
このポーランドの室内楽は最後に優しく
包んでくれる暖かい繭玉のよう。

パユさんの演奏は終始
いい意味で「安心して」聴いていました。

しかしアンコールの武満徹のヴォイスを
聴いた時は手に汗を握りました。
パユさんやってくれました。
 


やっぱりパユさんはスーパースターですね。
それはサイン会でハリウッドスター並の長蛇の列ができたから
というのではなく、登場した時の「華」。
そして会場の人達をとことん喜ばせてくれるプロ意識。



ベルリン・フィルの一員として
過密スケジュールをこなしつつ、
個人のコンサートで世界中を飛び回る。
来日公演はほぼ連夜。
コンサートが終わればロビーで全員にサイン会。
(撮影会まであるとか)
日本語でオヤジギャグを言ったりTVに出たり。
パユさん、あっぱれ。

映像は以前パユさんが日本の番組で
佐渡裕さんと共演した時のもの。
彼のサービス精神満載!

 
こちらはベルリン・フィルの大晦日コンサートでの「カルメン」より。
響きわたってます!!


という事で翌日は感動した
ポーランド放送室内合奏団のコンサートに
行くこととなりました。

2012/11/26

今度こそパユ様♪

 
 
今年の春、大好きなフルート奏者
エマニュエル・パユさんが仲間と来日しました。
 
とても楽しみにしていたコンサートでしたが
仕事で行けなくなり「まぼろしのパユ様」となり・・・。
代わりにバレエの先生に行っていただき
それは素晴らしいコンサートだったと聞きました。
表現豊かな先生の感想で自分も
その場にいたような気分になり満足でした。
 
9月にはベルリンでパユさんが
若手の作曲家が作った凄い(すさまじい?)
フルート協奏曲を披露し
魔法使いのように自由自在に金色のフルートを操る
姿に圧倒されました。
今でも耳につんざく強烈な音が蘇ります。
 
でもやっぱりパユさん、
優雅で穏やかな音楽で聞いてみたい♪
モーツァルトとか・・・。
バッハもいいな~。
 
そしてリベンジの今月末の再来日。
 
 
まさにモーツァルト、バッハなどなど。
もち、春からチケットはおさえてあります。
 
が!!
また仕事だ!!
 
すっかり今年はカヴァコスとの幸運で
パユさんのコンサートに行ける運が
なくなってしまったのでしょうか。
 
演目を見ると
1曲目がモーツァルトみたいだ・・・。
確実に聴けないだろうな・・・。
 
遅刻は確実ですが
絶対に最後のアンコールだけでも聴けるように
行きます!!
 
みんな拍手たくさんして
延ばしてね!(笑)
 
おまけ写真:
1994年ベルリン・フィル来日時の美青年パユさん。
こりゃ女性に人気あって当然だわ。
(私は今のぽっちゃり&髪も薄くなってきた
おじさまパユの方がセクシーで好きです)
 


 

冬メイク

寒くなり、服も冬仕様。
そしてお肌も乾燥対策の季節。
メイクの色もちょっと暖かい色にしています。
 
「乾燥=肌の老化促進」
とにかく乾燥さへ気をつければ
肌はなんとかなります。



<ファンデーション>
夏は殆どパウダータイプのファンデーションを
ブラシでつけるだけでした。
(その分、真夏もクリームをべったりつけて
水分対策万全だったので秋になって慌てる事もなし)
 
さすがに最近は保湿効果の高いものに
切り替えました。
 
コンパクトに入った練り状でスポンジでつけるもの。
これは4年程前からの愛用品。大変優秀です。
保湿効果が高いのにピタッとついて崩れません。
自分の好みで薄くもしっかりも自由自在。
これをつけた日は殆どベースメイクの直しはいりません。
 
これはスキンケアのクリームに色がついたような
極薄つきのファンデーション。
カバー力は皆無と言っていい位ですが
艶肌とリフトアップ効果は絶品です。

 
<アイメイク>
アイライン&マスカラ命なので
アイシャドウはいつもベージュを基本に
目の際だけ濃い色でワンパターンです。


世間では根強くラメや強めパール入りアイシャドウが主流。
私はキラキラ系が苦手。
いい色だな、と思ってもラメ入りで
残念なものが多いです。
 
そんな中、素晴らしいアイシャドウを発見!!
ギャルメイクで有名な「キャンメイク」」の4色セットです。
ちなみにお値段「780円」
ななひゃくはちじゅうえん!!

見よ、この無駄のない色あい!
左下のクリームベースが優秀。

この品質で780円とはキャンメイク偉い!
座布団1枚!いや10枚!

何か素晴らしいってこの色のセンス。
余計なラメもなく赤みもなく最高。
そして質感が上等!
1分以内で全部指でつけてしまいます。
あとはチップで濃い色やシスレーの
ネイビーブルーを目の周りにぐるっとつけて
アイライナーで目を1.5倍大きくすれば出来上がり。
 
このキャンメイクのセット
廃盤にならないうちに買い貯めします。
 
<チーク>
夏はピンク系が多かったですが
今は温かみあるベージュ・ピーチ系に変えました。
その方がカーキのトレンチコートや
黒のコートにも合う感じです。
 
みなさんの冬メイクはどんな感じですか?
 
ラメなし&しっとりした粒子アイシャドウで
おすすめがあったら教えてね!

2012/11/22

万華鏡リサイタル


ベートーヴェン・ソナタ全集。
最近は毎日こればっかり♪
 

カヴァコスの来日公演は
NHKホールで行われた豪華なシベリウスの他に
ベートーヴェン・ヴァイオリン・ソナタの
演奏会もありました。
 
これぞカヴァコスの演奏の魅力を
存分に楽しめる贅沢な演奏会でした。
 
素晴らしい音響のコンサートホールで
たった400席程。
そこで約2時間もピアノとヴァイオリンだけ
しかもベートーヴェンです。
 
演目は1番、5番「スプリング」、9番「クロイツェル」。
ピアノは長年カヴァコスと共演している
名手のエンリコ・パーチェさん。
 
静まり返った会場に登場した二人は
背丈が同じ長身で歩くテンポも楽譜を開く動作も
面白い程似ていました。
あとで知ったのですがこのお二人は同い年。
てっきりパーチェさんの方がカヴァコスより10歳位
年上かと思いました・・・。
(どうでもいい事ですが)
 
緊張した沈黙を破るような大きな音で
始まりました。
とても明るい1番の出だし。
薄暗い会場から見るステージには
あっという間に色とりどりの景色や香りが
漂ってくるようでした。終始笑顔で聴ける音楽。
 
毎度の事ながらカヴァコスの音色は
どうしてあんなに澄んで美しいのでしょう。
そして音が大きい!でもうるさくない。
気品があって聴いてるこちら側はひたすら
幸せな至福の空間に身を任せるだけ。
 
3つのソナタはあっという間に終わりました。
会場はものすごい拍手です。
カヴァコスとパーチェさんもとても嬉しそうで
満足気に拍手に何度も応えてくれました。
 
アンコールも3曲。
ペトルーシュカが始まった時は
誰もが驚いた事でしょう!
ヴァイオリンとピアノだけで演奏してるとは
思えないカラフルで厚みのあるノリノリの演奏でした。
 
この日、この小さなホールで聴けた人達は
とてもラッキーだったのではないでしょうか。
是非また次回もここで演奏してくれたらな・・・と
願うばかりです。
 
パーチェさんのピアノがまた素晴らしかったです。
決して伴奏、ではありません。共演。
一人がヴァイオリンとピアノを同時に演奏してるような
一体化した演奏でした。
クロイツェル・ソナタでの迫力あるピアノも見事でした。
 
映像はどこかの教会での二人の演奏
クロイツェル・ソナタです。
教会なので音が反響していますが
素晴らしい演奏をお楽しみください。
(教会での演奏だなんて体験してみたいです)



今思い出しても
全身に伝わった音の振動が蘇ってきます。
 
万華鏡のようなリサイタルでした!!
 
(おまけ)
一緒に行った友達の感想:
 
一曲目(第1番)は夢中で聴いてた。
二曲目(第5番)は、子供の頃好きだった物とか
実家の庭の木だとかそんなものばかり思い浮かんでた。
三曲目(第9番クロイツェル・ソナタ)は
ずっとモノク ロの夏の風景ばかり考えてて不思議だった。
素敵な演奏は、イマジネーションを活発化させるのね。
そして、ペトルーシュカ!
嬉し過ぎて叫びそう だった。あぁまた聴きたい。

2012/11/17

念願のシベリウス


ちな、ありがとう。

 
 
ベルリンでの感動の余韻が未だ続く中、
カヴァコスが来日しました。
 
NHK音楽祭で巨匠ゲルギエフ指揮
マリインスキー劇場管弦楽団との共演でした。
 


 
シベリウス・ヴァイオリン協奏曲です。
 
この曲は有名ではありますが
果たして誰もが「いい曲ね~♪」というかというと・・・。
静かで暗いトーンで、ジャンジャン盛り上がる曲でも
ありません。淡々と流れていくような曲です。
ただ、この曲に一旦魅了されたら「中毒」になる曲です。
摩訶不思議な光景がよぎるトランス感覚の曲かもしれません。
 
カヴァコスのこのCDは
何百回聴いてるかわかりません。
いろいろな名演奏家のも持っていて
それぞれ豊かな演奏で素晴らしいのですが
1回聴くと、お腹一杯でしばらくはいい。
でも彼のは毎日聴いても
飽きないどころかその度に感動します。
 
つい先日に生で聴けたなんて
今思い出しても夢なんじゃないかと。
 
カヴァコスの録音で特に心が震えるツボの箇所が
いくつかあるのですが当日の生演奏でも
「そのまま」だったのが感激でした。
 
天まで伸びて引っ張って氷の壁を突き刺すような
細くて濁り一つない究極の高音なんて
腕の産毛が逆立つようでした。
(なーんて脱毛した腕に毛はありませんが!)
 
第2楽章は意外と濃厚な演奏でした。
この楽章でも必ずと言っていい程泣ける箇所が
あるのですが、やはり「やられました」。
 
カヴァコスの音はおそらく細くで繊細なのに
なんで音が大きいんだろう、と思いました。
大きいというより、通る、っていうのかな?
専門的な事はわかりませんが
消えそうな小さな音が
大きなNHKホールに響きわたっていました。
 
大きな身体と手のカヴァコスが持つストラディバリウスは
お子様ヴァイオリンみたいに小さく見えました。
 
演奏が終わって感無量でロビーで休憩。
その時、とても素敵な場面に遭遇しました。
 
小学生の女の子がお母さんに向かって
「いままでで一番いい音楽だった!
感動した~感動した~!」
 
それから扉にいた若者の男の子達が
「ヤベーヤベー、あの演奏!
カヴァコスまじ、かっこいい」
 
そういえば別の日のリサイタルでも
カヴァコスは中学生や女子学生達に囲まれて
サインや写真サービスで盛り上がっていました。
ヴァイオリン・ケースを担いだ学生服で来た
男の子の嬉しそうな顔が今でも浮かびます。
 
ベルリンでも若手のオケメンバー達に
囲まれてとても慕われていました。
やっぱり「アニキ」です。
 
よくインタビューで言っています。。
「若い人達の純粋さや柔軟性にいつも魅了されてる」
学生達の指導をするのが大好きだそうです。
 
カヴァコスの透明でまっすぐな音楽は
同じく純粋な若者の心へ直球ストライクなのかも。
 
カヴァコスのライブを聴いて(見て)
「ヤベー、俺もヴァイオリンやるかな」
という若者が増えればいいと思います。
 
話は演奏に戻りますが
共演のオーケストラがイマイチでした(笑)。

 
 (おまけ1)
一緒に行った友達の感想抜粋:(毎度ながら感性豊か♪)
 
NHKホールのシベリウス良かった~
こんな陶酔中々できないよ。
オケのマリンスキーがちょっと??なとこもあったけど

透明で限りなく澄んだ、
冷たい風が吹き抜けていったようなヴァイオリン。
決して大げさに演奏してるわけじゃないのに、
感情豊かで、暖かい演奏。人柄かな。
途中、オケのパートを一緒に演奏した部分あったよね?
それ見て、良い人なんだろうな~って思った。
 
(おまけ2) 
仕事中にFM生中継を聴いていた
ビオラを弾く友達のコメント:
 
1楽章、少し走り気味?まさに「ライブ」という感じ。
最後の方、アルペジオのところかな?弓飛ばしてる?
ひとつひとつの音がくっきりわかる。
すごい、ステージを見たい!
 
2楽章、ねっとり聴かせるね。
このオケ…ゲルギエフの指揮ぶりが目に見えるようだわ…
何か、細かい部分で私の記憶のシベリウスと違う気がするのは
こんなに真剣に聴いてなかったのと、
最初の(オリジナル版)シベリウスのを聴いてしまったから??
 
3楽章、迫力。 ハーモニクスもきれい、
最後は、思ったよりあっさりと終わった感じ。
あっという間。楽しい時間は短いのね。
…で、やっぱり、これ、直立不動で弾いてるの??
 

2012/11/05

ラクロワのノート



先月のブログでサンローランが
自分にとって最高のデザイナーと書きましたが
次に好きなのがクリスチャン・ラクロワです。
 
美術品のような贅沢で凝った
彼の服は時代の景気に左右され
現在、企業ブランドとしては殆ど成り立っていません。
 
ただ、稀有な才能のラクロワ自身は
個人的にいろいろな場で現在もその才能を
発揮しています。
 
パリ・オペラ座などのバレエ衣装デザインでも有名。
フランスの国営鉄道の内装や制服デザイン。
ホテル、家具などなど。
銘酒のボトルデザイン・コラボなど様々です。



ラクロワの服はとても無理でしたが
彼のシンボルの一つでもあった
十字架をモチーフにした可愛いペンダントや
素敵なボトルの香水、バッグなど小物を
おこずかいを貯めて買ったりしました。
 
カジュアルラインのラクロワ・バザールという
シリーズはなんとか手の届くものもあり
カラフルなニットなど愛用していました。
 
最近、ラクロワのステーショナリーが存在すると知り
ずっと気になっていました。
そして見つけました!
悲鳴をあげそうな位素敵過ぎます!!
 
 
Christian Lacroix Papiere
ノートやカードなどの紙アイテム。
「パソコンのフォントでなく
あなた自身のフォント(手書き)で」
というようなメッセージが。
 
 
全てコレクションしたいですが
まずはトラベルノートとカードセット。
 
トラベルノートはなんと「飛び出す絵本」仕様。
いろいろな国のイメージのイラストが仕切りになっています。
せっかくなので先日のベルリン旅行で
山のように集まったパンフレットやチケット
写真など貼り付けて
旅行ノートを作ってみたくなりました。
子供の頃に夏休み日記を作った感覚で。
 
 
カードセットは
ラクロワのデザイン画や封筒のカットが
凝っています。
 
 
ああ~ラクロワのオートクチュール
蘇って欲しいです。

2012/11/01

まつげ美人めざして


 
まつげ、手入れしてますか?
 
メイクする女性のほとんどは大抵
マスカラを使うと思います。
 
私もメイクでマスカラをつける時間が大好き。
あの小さなブラシで1センチもないような毛に
チョコチョコつける動作が楽しいです。
 
仕事柄、美容の情報交換は頻繁ですが
周りの女性でまつげ美人達
(もともとのまつげがフサフサで長い)が
愛用してるまつげ美容液が
 
ドラッグストアに行くと
いろいろなメーカーからまつげ用美容液やら
トリートメントなど売っています。
大体1,000円から4,000円が相場でしょうか。
私も3,000円位のを使っていました。
(いまいち効果はわかりませんでした)
 
このリバイタラッシュは定価で
なんと16,800円もします。
(米国からの直輸入とか
通販ではもっと安く売っていますが
チェックして購入した方がいいかも)
 
しかし、本当にまつげが長くなり
効果抜群なんだそうです。
彼女達のまつげを見ると使いたくなります。
 
なんたって値段が高いのでず~と迷っていました。
ソニープラザに行ったら少ない量(約2~3か月分)で
もう少し安い(とは言っても9,800円)サイズのがあったので
思い切って購入してみました。
本当に効果があるならエクステだのするより絶対いい。
 
使い始めて1週間です。
(3週間位で効果が実感できるとか)
もちろんまだ「まつげが伸びた!」とか「増えた!」というのは
ありませんが、確かにハリがありしっかりしてきました。
ビューラーでカールするとバシッと決まります。
 
このまま期待して続けてみようと思います。
上まつげはもちろん、下まつげも濃くなりたいので
ぐるりと1周つけています。
 
注意書きを読むと眉毛にも、とか書いてます。
でも私はこれ以上自分の眉毛が濃くなったら
嫌なので絶対につけません。
 
一緒に購入した昔からあるニベア・クリーム
(冬のハンドクリームとして)
寒くなると懐かしいニベアの香りが恋しくなります。
 
男性がふと目線を下げた瞬間
横顔のまつげが意外に長かったりすると
ドキッと見とれる事がありますよね。
 
あんなに短くて小さな面積のまつげ。
世の女性達はマスカラはもちろん
人口の毛をつけたり、植えたり(?)命がけです。
それだけ印象的な目もとに欠かせない存在。
 
だからこそ自前のまつげ、大切にしたいですね。
 
 

2012/10/31

サンローランとニュートン

 
 
80-90年代、ファッションの世界に夢中で
それも超一流のパリコレやらデザイナーの服を
眺めるのが大好きでした。
(注:眺めるだけ)
 
ショーの番組は欠かさず録画していました。
当時は日本も世界も好景気で
デザインの豪華さも演出もモデルも最高の時代。
 
一番好きなデザイナーは
イヴ・サンローランでした。
自伝を買って読んだりもしました。
サンローランのParisという香水も大好きでした。
 
自分にとってこれからもサンローラン以上に好きな
デザイナーは現れないと思います。
「サンローラン」と「その他デザイナー」
そんな存在でした。
彼が引退、そしてこの世を去ってから
あまりデザイナーの世界に興味がなくなりました。
 
サンローランと聞いてすぐ浮かぶのが
ヘルムート・ニュートンが撮影したこの写真。

 

肩が少し反り上がった独特のシルエットの
ジャケットは憧れです。
このモデルの美しさといい
背景の世界といい
煙草を持つ仕草といい
漂うエロティックさといい
これ以上のものがあるでしょうか。
 
そう思う程、大好きな写真です。
いつ見ても鳥肌が立ちます。
 
ヘルムート・ニュートンを知ったきっかけもこの写真。
 
20代の頃、母とお買い物をしていて一目惚れした
サンローランの紺色のコート。
とても有り得ない金額。
(当時の給料2か月分)
「試着だけでも」と店員さんの魔法にかけられ
孫にも衣装の私を見て母が「半分出すわよ」と
言いつつ、殆ど出費してくれたコート。
(いまだに実家に保管してあります)
 
ベルリンで滞在したホテルの通りには
ヘルムート・ニュートン・ミュージアムがありました。
時間がなくて行けなかったのが残念。
 
<おまけ>
ヌード女性とのもあったのですね。
1975年、パリの裏路地で撮影されたとか。
 
 

2012/10/29

ベルリン旅行記㉓(あれこれ:買い物)

 
 
今回の旅行で唯一失敗したのが「買い物」でした。
 
買い物とは言ってもブランド品を買うとか
そういった興味は全くなく、
ドイツならではの日用品を買いかったのです。
 
少し時間があった最終日が日曜でお店は全てお休み。
全滅。
 
ドラッグストア行けばよかった~。
ニベア(ニベアはドイツ生まれ)の日本では売ってない
アンチエイジング・スキンケア製品を狙っていたのに・・・。
 
そんなわけでお土産は全て空港の免税店で調達でした。
アンペルマンの小物や
ファーバー・カステルの子供用万年筆とか。
フィンランド製の木で出来たネックレスやマグカップなど。
 
しかし唯一、気づいた時に買って正解だったのが
これも狙っていたドイツとロンドンでしか売っていない
これを使ったからといって私がディータのように
なれる確率は皆無ですが、メイクボックスに入れたい。




発色抜群、粉の質もいいです♪

Duglasというベルリンのあちこちにある化粧品店を
覗いたらありました。かなり売れてるみたいで即買いしてよかった。
 
香水も湿度の高い東京でつけたら酔いそうな香りですが
いいんです。ハンカチにしのばせて気分だけでもディータ。
 
その他自分用では愛用のALEXANDRE DE PARIS
ヘアアクセサリー。
日本にはないデザインがたくさんありました。
 
今回最高の自分みやげは
過ごした時間全てと
カヴァコスとのミラクル写真。
 
デスクトップから待ち受けまで!
 
この写真を見るたびに
ベルリンで出会った全ての人達や
触れる事ができたもの、
幸運に心から感謝の気持ちが蘇ります。
 
ベルリンありがとう!!