2013/02/10

優しい「皇帝」




久しぶりのNHK交響楽団の定期演奏会。
 
数日前にアンスネスの弾く素晴らしい4番の余韻がまだ
残る中、今日は第5番の「皇帝」
 
1週間に3曲もベートーヴェンを聴けるなんて
大変な贅沢!
 
今日のソリストはポール・ルイスさんという
イギリス出身の方。初めてお目にかかるピアニスト。
紹介文を読むと
「ベートーヴェン弾き、皇帝は彼の十八番」
とあり、楽しみです。
40歳とあり、きっと若々しくダイナミックな皇帝なのかな
と思いきや、優しい皇帝でした。
 
人によって感じ方や好みがあると思いますが
もし目をつぶって聴いていたら
「女性ピアニストかな?」と思ったかも。
もっとガツン!とやって欲しいな~なんて
思った場面もありましたが
これはこれで素敵な「皇帝」でした。
 
心地よい皇帝だった為か
一緒に行った友達の一人が開始早々寝始めて
身体を揺らしてたのが可笑しくて仕方なかった・・・。


ヒュー・ウルフさんの指揮するN響はとても丁寧。
クラリネットとフルートの演奏がとても素敵でした。
 
最後に演奏したプロコフィエフの「ロミオをジュリエット」組曲。
バレエでもお馴染みの曲。
打楽器と管楽器がマックスに鳴って
弦楽器も美しく、とても聴き応えがありました。
 
なかなか今日の演目はユニークで楽しめました。


 
その後、なかなか会えない友人たちと
遅~い「新年会」
私以外はみんな食通。
お洒落なお店やメニューが大好き。
美味しいトマトなら塩だけで十分派の私とは
知識や味覚が違います。
みんなの会話に感心しつつ
私も一緒にお洒落なお料理をいただきました。
 
楽しかった!!
 
 

2 件のコメント:

yoshimi さんのコメント...

こんにちは。
ルイスはたしかに「ベートーヴェン弾き」ではありますが、それ以上に「シューベルト弾き」ですね。
彼が弾くベートーヴェンは、ピアノ・ソナタを聴いていても、どこかシューベルトを思い出させるところがあります。
同じ聴かれるなら、シューベルトの方がお勧めです。「現役のピアニストで最も信頼できるシューベルト弾き」という人もいるくらいに”天性のシューベルト弾き”ではないかと思います。

話題はかわりますが、ヴァイオリニストのカヴァコス、私も好きです。
最近リリースしたベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全集は素晴らしい演奏でした。
レオニダス・チョコ、さすがに高級チョコだけあってお高いですが、食べてみたいですね~。
こちらの地域でもお店がありましたので、ついでの時に寄ってみます。

roserose さんのコメント...

yoshimiさんはじめまして。ありがとうございます。シューベルトの音楽はあまり聴いた事がないのでこれを機会に聴いてみようと思います。カヴァコス、いいですよね!以前はヴァイオリンの演奏はいまいち退屈に感じ、特に興味なかったのですが、彼の演奏でガラリと変わりヴァイオリンの魅力にとりつかれました。レオニダス・チョコはカヴァコスの音と同様、みずみずしく艶やかなお味です(!)
yoshimiさんのブログ、音楽に大変詳しく素晴らしいですね。興味深く拝見させていただきますね!