2010/06/19

白鳥の湖


マシュー・ボーン振り付けの「白鳥の湖」。

2003年、2005年に続き3度目の来日公演です。
満席の青山劇場は若いカップル、男性、ファミリーも多く明るい雰囲気。
すっかり日本でも定着した人気があるのだと驚きました。

ダンサー達の優美で威嚇するような動きは本物の白鳥のよう。
時にはかなり迫力があり怖いくらいです。
王子と女王の複雑な関係、イギリス王室をちょっと皮肉ったストーリー。
パロディ風の演出があったりと
早いスピードで場面が進行していくのであっという間。
舞台はライトの効果や切り絵のようなラインが鮮やかで幻想的。
 
今日のスワン役(主役キャストは当日発表)は
クラッシック・バレエ団のプリンシパルだったというだけあり
動きがとても優美でジャンプも見事でした。
腕がすごく長く、両腕をゆっくり広げればオオハクチョウ!

第1部は白塗りメイクのスワン。
2部の舞踏会のシーンではレザーパンツに鞭を持った
ワイルドな魅力のストレンジャーという役に変身しますが
登場した時の第一印象。

あ、健さんだ。(注:高倉健)

「不器用ですから・・・」
耳元でささやきながら女性達を次々リフト。
最後には女王をゲット。
自分なりの妄想解釈で楽しめた舞踏会のシーンでした。

フィナーレは王子とスワンの悲しい場面で終わりますが、
何度見ても美しく鳥肌が立ちます。

また来日してほしいです。