2012/10/17

ベルリン旅行記⑰(涙の宮殿)



東西分裂時代の跡が残るエリアを歩いて
人々の悲しみに触れた場所
「涙の宮殿」と呼ばれた国境検問所跡です。


 
東西に引き裂かれた家族や親戚、恋人達。
東側の住民はここで西側から訪れた人達と
別れ際に涙を流す場面から、この名前がついたそうです。
 
西の人達だけでなく、国籍を問わず
東ベルリンを訪れる為に、ここでパスポートや
荷物のチェックを受けなくてはならず
日本人でも東ドイツに行くためにこの場所を経験した人も
多いとか。
 
東ドイツの国章には3つのモチーフ
ハンマー(労働者)
コンパス(知識人)
麦(農民)

ドイツ民主共和国=「東ドイツ」

 
現在は博物館的に展示されており
当時の様子を写真や私物などが並んでいます。
パスポートを見せて、チェックを受ける狭い
カウンターや東への扉などが残っています。



 
この場所の近くの駅も
当時の面影を残す駅。
 
まだ20年ちょっと前の現実。
 
当時、ここで涙を流した人達は
今、この場所をどんな思いで見ているのでしょう。

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