2012/10/17

ベルリン旅行記⑯(ベルリンの壁)



ベルリンの壁。

ベルリンを聞いてこの「壁」を真っ先に浮かべる方も
多いのでは。

第二次世界大戦後、西ベルリンは英、米、仏
東ベルリンはソ連にと分割占領。
いろいろな不満から東から西に流出する人が多く、
それを阻止する為に突然できたのが「ベルリンの壁」
 
 

1961年8月13日
東ベルリンは西ベルリンに通じる路全てを
一夜にして封鎖。
容赦なく家族や恋人、友人が引き裂かれた悲劇の始まりです。
1989年11月10日の崩壊までの足跡をたどりました。

 
ベルナウアー通りという場所にある
「ベルリンの壁ドキュメントセンター」に
案内してもらいました。


高い位置から当時とのままの状態が見れます。
もちろんその場を歩く事もでき、やはり独特の空気感。
 
ここはトンネルを掘って国境を越えたり


東ドイツの警察官自ら西へ逃げたり
(その瞬間を捉えた有名な写真がアパートの壁一面に
描かれています。後にこの警官は自ら命を絶ってしまったそうです)

自ら逃亡してしまった東ドイツの警備官。

アパートから飛び降りで命を失った人も何名かいたとか。
そして壁の奥側には西へ逃げようと壁を超え
命を落とした人の写真が並んでいました。
全部で192名だそうです。
 
地下鉄への階段にも壁があった場所だと
伝える文字が刻まれています。
 
壁の多くは破壊されましたが
壁の「跡」はしっかり残してあり、それをたどると
西ベルリン1周できるそうです。


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