2012/10/14

ベルリン旅行記⑭(ブランデンブルク門)




明るいベルリン中央駅からさらに
とても新しい駅にいきました。



Brandenburger Tor




そうです、あのブランデンブルク門のある駅です!
 
ベルリンといえばこの名前を浮かべる方も多いのでは。
 
ブランデンブルク門は1989年11月、
ベルリンの壁が崩壊したとき、人々の歓喜の映像と
いつも一緒にテレビの映像に登場したものでした。
 
ちょうど壁が出来た時、東西の境目にあった為。
東西分裂の象徴となり、崩壊後はその象徴・・・。
ベルリンの歴史をずーっと見続けてきたのが
ブランデンブルク門。


 
駅は非常に新しく立派でした。
ホームの壁にこの門の歴史が
写真と共に並んでいて、よくわかる演出になっています。


"Today, in the world of freedom, the proudest boast is, ich bin ein Berliner"
「私はベルリン市民である」 当時の市民に感動を与えた
ケネディ大統領の有名な言葉だそう。
 
文が読めなくとも写真でベルリンの歴史がわかります。
 
実際に門の目の前に立ってみると
とても綺麗で立派でエレガントにさへ思えます。
観光客で賑わい、記念撮影で人だかりのとても明るい雰囲気。
 
ところがふと足元をみるとかつて壁があった跡の
石畳のような模様がず~っと続いています。
これがとても生々しく、重みを感じました。

個人的にはブランデンブルク門より
壁の跡の方が強烈な印象を受けました。

正直、本当にここが
あのような悲しい歴史があった境界線なのか、
本物なんだろうか?と思ってしまうほど
あっさりとそびえ立っていたのが印象的でした。
 
たった30年程前の出来事の記憶を
風化させてはいけないという気持ちが
美しい門や駅構内を見て感じ取れました。


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