思いがけずボッティチェリの絵画
おいしいソーセージに満足していよいよ
フィルハーモニーに入りました。
チケットを出してスーツを来たイケメンさんが
バーコードをスキャン。
チケットの半券を取るのではなく
こちらはバーコード式なんですね。
昨日見学した時は自分たち5人のみでしたが
今夜は当然2400人の人やスタッフさん達。
ものすごい人人人。
それでも広いロビーなので余裕です。
お店で記念のベルリン・フィルグッズを買うことに。
綺麗なポストカードやペン、
そしてスタッフの男性が外で着ていた
ポロシャツまで買ってしまった。
モンブランの数万円の万年筆まで
ロゴ入りで売っていました。
お互いドイツの名品同士で素敵。
2ユーロのパンフレットを買いました。
昨日同様ドイツ語のみ。
「英語バージョンはないんですよね?」
「今日はエマニュエル・パユのソロもあるから
英訳があるわ」とくれました。
(紙切れ1枚のだたの訳でした・・・)
「ダンケシェ~ン」
広い広いロビー。
来てるお客様はどんな方なんでしょう。
日本のクラッシック・コンサートは
若者もたくさん来ますが、
こちらはずっと年齢層が高いです。
やはりシックでエレガントな身なりの人達ばかり。
若者ももちろんいますがお洒落さんが多い。
(ステージの後ろから見る特別席は
Tシャツ姿の学生や若者もたんさんいます)
スタンディング・バーや
レストランのようにきちんとお食事できるスペースも。
ミニスカートのかわいい紺色スーツを着た
綺麗な女性達が階段などあちこちに立っています。
案内をしたり、パンフレットを販売したり・・・。
いよいよ会場に入りました。
目の前にある指揮台。 |
ひゃ~!!
写真や映像で夢見たフィルハーモニー。
席は前から3列目の中央。
昨日同様、フィルハーモニーも実際はステージと
客席がものすごく近いです。
奥の席もとても近い。
ガイドさんが強調していた
「音楽と人が平等に共存する為のホール」が納得。
おなじみの楽団員が登場。
そしてラトルさん登場。
ホントに数メートル先の指揮台。
ラトルさんの息のサイン、
指揮棒を激しく振る時の音、すべて聞こえてきます。
1曲目は優雅なハイドン。
途中のチェロのソロがとても美しく
弦楽器の優美さを堪能できました。
2曲目は「パユさま」こと
エマニュエル・パユがソリストとして登場。
ヴィットマン作曲「フリュート・アン・スイート」という
欧州初演奏の協奏曲だとか。
パユさんは登場した時からハイテンション。
まるで自分にプレッシャーをかけて
気分を最高潮に盛り上げて登場したかのよう。
いきなりフルートのソロから入り、
終始、吹きっぱなしの大作でした。
きっとパユさんだから最大限に演奏できるのかな、
と思うほど凄い表現力、そして「体力」。
近くでみてびっくりしましたが
パユさんは息を吸うときものすごく大きく口を
開けるんですね!!
耳につんざくすごい大きな音。
自分の声を交えてわざと濁った音。
窒息するのではと心配になる長音。
貴族さま向けの優雅な音。
とにかく凄かったです。
長い楽譜を片手でめくりつつ
フルートも吹きつつ・・・
どんどん高揚していく曲にならって
踊りながら演奏していました。
演奏後は作曲したヴィッドマンさん本人が
ステージで挨拶されました。
休憩の後
(パユさんが通りかかったと思ったらロビーで
サイン会があったようです)
入口に休憩中、パユさん サインしますよ~♪のご案内。 |
最後の演目は
ベートーヴェン交響曲第7番です。
一番好きなのが7番。
これをベルリンで聴けたら・・・と思っていたことが
現実になるとは。
最初の出たしからまたもや鳥肌の嵐。
気づいたらもう終わっていました。
音楽の最新マシンのジェットコースターに乗って
最速スピートで昇ったり落下したりしてるような。
興奮して騒いて気づいたら終点、そんな感じでしょうか。
身体に響く低音の振動とか雷のようなティンパニーとか。
音が大きい!!
涙が出るような美しいオーボエとか。
(今回はケリーさんではありませんでしたが
名手マイヤーさんの優美な演奏を聴くことができました)
驚いたことだらけでしたが
みなさん、ものすごく身体を揺らして激しく弾くんですね。
特にヴァイオリンとビオラの人達。
楽器も上に上げて弾いたり、
大きなホールに響かせる為のやり方なんでしょうか。
中には椅子から落ちるんじゃないかと思う人も。
日本のオーケストラはみなきっちり揃って
一糸乱れぬまとまり感が印象的です。
今夜の人達は左右上下バラバラで好き勝手に
演奏してるかのように見えるくらいです。
音楽の爆発。
今夜は寝れないかも・・・と思いつつ
部屋に戻れば再び爆睡の夜でした。
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