2011/11/11

NHK音楽祭&キーシン







(映像はキーシンとカラヤン。夢のようなチャイコフスキー)

願いがまた一つ叶いました。
ロシアのピアニスト、エフゲーニ・キーシンの演奏会。
キーシンは12歳頃から「神童」と話題になり
当時から日本でも大変な人気。
実家にも15歳で来日した時の
演奏会録画テープがまだあるはず!
(クシャミしながら演奏した姿が可愛かった)

そんなキーシンも40歳。
10月10日だそうで、日本でお誕生日。

今年のNHK音楽祭のテーマは
「華麗なるピアニストたちの競演」
駅に貼っていたポスターにキーシンの写真を
見つけたときは「今度こそ!」と心に誓いました。

しかもショパン・ピアノ協奏曲第1番とあります。
(キーシンが日本で協奏曲を弾くのは22年ぶりとか)
ipodにある同曲はキーシンが12歳の時に弾いたもの。

今回の指揮は大ピアニストでもあるアシュケナージさん。
オーストラリア・シドニー交響楽団です。
2人の大スターとありチケットも即完売だったとか。

いよいよ舞台に現れたキーシン。
可愛かった彼も
それなりに貫禄のある風貌になっていましたが
アフロ風爆発ヘアもぎこちないお辞儀も
テレビで見たのと同じ。顔つきも昔のままの童顔。
背がとても高い方なんですね。

演奏の事は私の下手な文章で書いても仕方ないので
是非FMかテレビ放映でお楽しみくださいませ。

「音楽の精」が会場にやってきて
美しい音楽を私たちにプレゼントしてくれたみたいでした。
心が洗われる、とはこんな事をいうのかなと感じました。

アンコールには大好きなショパンの
スケルツォ第2番と小犬のワルツ!

私の中でキーシンの演奏というのは
バレリーナの吉田都さんの踊りと重なります。

キーシンはコンクールに一度も出たことがない
稀有なピアニストだとか。
優勝する為の勉強をしなかった事も
才能を純粋な状態で開花させたのでしょうか。
今でも子供の頃からの同じ先生が
つきっきりだそうです。

キーシン祭りのように盛り上がったショパン&アンコール。
その後のラフマニノフ・交響曲第2番も素晴らしかったです。
初めて聴いた曲でした。
ラフマニノフらしいドラマチックなメロディーがあちこち。
これでもか!という位美しい音楽で魅了してくれました。
アシュケナージさんは70代だそうですが
元気で若々しくてびっくり。

最後に日本の為に作曲してくださったという
トロンボーン奏者4名の方による
A song for Japan という美しい曲で
素晴らしい演奏会が終わりました。

是非、放送をお楽しみに。
<FM>11月18日(金)午後7時~9時30分
<TV>11月26日(土)午後11時30分~翌午前3時30分
(パリ管弦楽団も一緒に放送)BSプレミアム

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