2012/09/29

ベルリン旅行記⑤(幸運の方向音痴)




フィルハーモニーに着いて
ホテルのフロント・スタッフが調べてくれた通り
駐車場側の裏口に行きました。
 
きっと既に人が並んでるのかも、と思いきや誰一人いません。
工事のおじさん達が見える位。
 
もしかしてここじゃないのかも、と
外側に出て、表側のエントランスに行ってみました。
 
探しながらも目の前にある
巨大なホール2つ。
近くで見ると結構古いのですが
それでも独特の造形美です。
 
とにかく何処に行っても人がいません。
もう12時も過ぎたというのに。
結局30分以上、グルグル廻っていましたが
一向にそれらしきチケット売り場は見当たりません。
ツアー希望らしき人が誰もいないのも不安でした。
 
私の方向音痴は友人の間でも有名です。
こんな狭いエリアなのに迷ってしまう
自分に嫌気が・・・。
 
明日もコンサートに来るから
今日は別にいいかな、と思い再び駐車場側に戻りました。
 
その時です、見覚えのあるロン毛の男性の後姿が。
なんと、今夜出演のカヴァコス本人が駐車場の広場で
ベルリン・フィルのメンバーと立ち話をしているではありませんか!!
 
「うわ、本物だ!」と興奮しながらも
ジロジロ見るのも失礼なのでチラ見しつつ
同時に見学ツアーどこ?・・・という焦り。
「インタビューで聞いた声と同じだ~」と後ろに響く
カヴァコスの話し声を背中に再び裏入り口を見ました。
 
やはり鍵もかかってるし人の気配全くなし。
そしてUターンしたその時、
先ほどのカヴァコスが一人でこちら側に向かって歩いてくる!
やはり眼光が鋭い。
 
「カヴァコスさん、今夜の演奏会楽しみにしてます!」
気づいた時にはもう話かけていました。
 
カヴァコスは立ち止まってくださり
お話をしてくれました。
がっしりと背が高く
ロン毛に埋もれた顔が小さくて
実物の方がずっと若々しい。
優しい笑顔が最高!
そしてノリのいい方でした。
東京から来た、というと
そーなの?そーなの!?と
どんどん接近して話してくれました(笑)。
 
彼の明るい雰囲気と笑顔、大きなジェスチャーは
とても大らかで南国系のお母さんと話をしてるような
妙な安心感があったのが不思議です。
きっと皆に好かれる包容力のある方なのではと感じました。
 
モコモコしたフリースにブーツカット・デニムのカヴァコス。
違った方向に行き(工事現場に向かって歩いていった・・・)
気まずそうに苦笑いして戻って来たカヴァコス。
その時も「今夜ね~!」と手を振ってくれました。
 
演奏会後に一緒に撮ってくださった写真は家宝。
 
この時ばかりは
自分の方向音痴に感謝しました。
まさに予期せぬ偶然のラッキーな出来事でした。
夢のようなひとときの後
やっとここの従業員らしき女性を発見し
受付場所などが判明。
 
さっきカヴァコスが入っていった
目の前のアーティスト用入り口がそこでした。
 
さんざん私を苦しめた裏エントランス・・・(涙)
この右手にアーティスト用入り口があります。
 
それでもまだ私一人。
3ユーロのチケットを買って
座って待っていました。
 
その間、目の前を見た事のある
ベルリン・フィルのメンバーが通る通る・・・。
パユさんやら、クラリネットの人やら、ヴァイオリンの人やら・・・。
「そうか、ここはベルリン・フィルのお家だもんな」
 
そうしてるうちに
「ツアーの方、お待たせしました」と優しい女性の声。
 
どうやら見学ツアーはちゃんとありました。
 

2 件のコメント:

瑞希 さんのコメント...

おかえり~!
凄く充実した旅だったみたいね!!
幸運の遭遇は、日頃頑張ってるご褒美かな?
旅行記の続き楽しみにしてるよ~。

roserose さんのコメント...

瑞希さん(笑)
ただいま~!
幸運の遭遇、日頃の聴き過ぎ&見過ぎがついに幻覚になったのかと思いました。続き読んでくださいね!