2013/11/25

ウィーン旅行記⑩王宮訪問(シシィ博物館)




 
 
 
2日目の午前、ハプスブルク家のお住まい
ホーフブルク(王宮)に行ってみました。

電車に乗ってみようと思いました。
オペラ座の前からこっちの方角かな?
ちょっと歩いてみたらもう王宮に着いてしまいました。

そのくらいウィーンは徒歩で
ストレスなく観光できて最高です。

できれば歩いて景色や人々、
広告や街の生活のにおい、、、身体で味わうには
歩くのが楽しいですし、自分はウィーンにいるんだ!
という幸福感に浸れます。

王宮は600年以上続いた驚異のハプスブルク家が
長い歴史の中で増築、改築をしてできたので
たくさん建物があります。

おなじみの曲線になった美しい建物は
「新王宮」と呼ばれているそうです。
 
 
ゆるやかなカーブといいましょうか
大変エレガントで美しいです。
 
「新王宮」があるなら「旧王宮」もあるわけで。
「旧王宮」には有名な「シシィ博物館」があります。
 
 
それぞれの王宮の内部はその多くが
「博物館」関係となっています。
 
とても一日では見きれません。
 
半日しか時間が取れなかったので
建物をぐるりと見たあと、
切符を買って旧王宮の「シシィ博物館」へと参りました。
 
 
シシィとはエリーザベト皇后の事。
美貌とモデルのようなスラリとした体型で
当時のファッション・リーダーでもありました。
彼女の人生もドラマチックで悲劇的。
それゆえ、映画やミュージカルの題材にもなっています。
 
旧王宮はエリーザベトのご主人様こと
皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と彼女も暮らしていた場所。
彼らのお部屋、書斎、びっくりなエリーザベトの部屋など
見ることができます。
 
銀器コレクションのコーナーがあり、
ハプスブルク家の食器や銀食器などの展示。
 
 
 
これが途中で飽きてしまったほどの量・・・。
(それでもほんの一部なのでしょうが)
 




 
 
それでお腹いっぱいになったら
やっとシシィ博物館に。
こちらは撮影禁止ゾーンでした。
 
 
最初に驚いたのは彼女が着用していたドレスを見て、
どれだけ素晴らしい体型だったのか。
長身(173cm)で50kg、ウエストは51センチ!
(4人の子供を出産した後もキープ)
 
極端なダイエットや当時周囲を驚かせた(呆れさせた)
体操などを取り入れ、その体型を保っていたそうです。
 
彼女は最愛の息子の自殺(他殺説も有力だとか)以来、
ずっと黒いドレスだったそうです。
最後はアナーキストに刺されて生涯を終えます。
 
のびのび育った明るい少女時代から
王子に見初められて皇后になってしまい
窮屈な王宮生活でノイローゼ。
療養で旅行をして以来、現実逃避のように
贅沢に旅行ばかりしていたというエリーザベト。
 
孤独なエリーザベトをいつまでも見守り
待っていた皇帝ヨーゼフ1世が
素敵だと思いました。
 
もっと時間があればゆっくり数日かけて
ハプスブルク家の歴史をズラリ眺めてみたいと思いました。




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