楽友協会コンサートに通うたびにお目にかかる
すぐ隣の神々しい趣の
天皇陛下、マイケル・ジャクソン、レディ・ガガ、などなど。
世界の皇族やVIPの人達がウィーンに来たら
ほぼ宿泊先はこちらだそうです。
世界的な指揮者や演奏家の写真、
サインもドアにさりげなく飾っていました。
もちろん一般の人が利用するホテルでもあります。
新婚旅行がウィーンでこんなホテルに泊まって
そのまま楽友協会でコンサート・・・
想像しただけでウットリ・・・。
いいなぁ~お金持ちピーポー。
しばしこの映像を見ながら満喫くださいませ。
なんて事を妄想しながら
「よし!無事に終えられる旅行記念に
最終日はここでディナー!」
と決めました。
ディナーといってもレストランは高級すぎるし
一人で入るのは相当さびしい・・・(笑)
もう少し気軽に利用できる
「カフェ・インペリアル」なら安心です。
いまは改装中のようで
少し狭い場所での営業だとか。
もちろんきちんとお洒落していきました。
ドキドキしながら豪華なホテルに入り
右に曲がるとカフェの入り口があります。
(数日前、ここの有名なインペリアル・トルテを買いに
来たので場所は把握済み)
入り口に入ったら笑顔で挨拶して
背筋を伸ばして受付に。
前回トルテを買ったときの
サービス係の男性がこの日もいました。
「今日はこちらでお食事したいのですが」
その男性は笑顔満開で
「ようこそ!どうぞこちらへ」と
テーブルに案内してくれました。
(第一関門突破!)
カフェとはいってもやはり緊張します。
とっても静かな空間。
ご夫婦同士やマダム、
お金持ちそうなおじいさまがお一人とか。
結構席は埋まっていました。
こっそり持って帰りたかったナプキン(笑) |
素敵なクロスやカトラリー。
うっとり眺めてしまいます。
飲み物のリストを持ってきてくれました。
あいにく、お酒が飲めないので
炭酸のお水をオーダー。
ガス入りのお水は大好きです。
料理のメニューは英語ですがよくわかりません。
そんな時はわかったふりをせず
質問するに限ります。
ガイドブックを見て
食べてみたかった料理がありました。
「キノコ入りポテト・スープ」
料理名からして美味しいにきまってますよね(笑)。
ウィーンには家庭的なあったいスープ料理が
たくさんあるみたいです。
メニューにちゃんとありました。
さて、メイン・ディッシュは何にしよう・・・。
なんとなくお肉が食べたい。
でもあっさりした味がいいな。。。
お肉料理で重くないおすすめを聞いてみました。
男性は2,3勧めてくれました。
子牛のなんちゃら、が気になって具体的に
どんなのか聞くと
「これはジューシーで美味しいステーキです!
たぶん気に入ってくれると思いますよ」
ということでステーキにしました。
ほほ~ウィーンの高級レストランのステーキって
どんなんだろう。。。
まずはメニューがスムーズに決まってホッ。
(第二関門突破)
バスケットに入ったパンが5種類きました。
バターもキレイにカットされています。
(美味しそうなパン。全部食べたかったけど
お腹がいっぱいで1個がやっと・・・)
まずは噂のポテト・スープがきました。
運んでくれるのは黒いワンピースにフリルのついた
白エプロンを着た女性です。
オッサレ~。
わ~!
食器が素敵。
お皿が2枚重なってる、真っ白なスープ・カップに
ホテルの紋章入り。
スープは素晴らしく美味しかったです。
ポタージュ系で、ジャガイモやキノコの歯ごたえがよく
複雑なハーブの香り。
そしてサーブされたときの温度が絶妙。
熱いのにすんなり口に入る(フーフー(笑)しなくてよい)
でもぬるくない。
スープを味わいながら周囲の人達を観察。
奥のテーブルではウィーンに住んでるらしき
ご夫婦がインドあたりから来たと思われる
ご夫婦を接待していました。
どこに行きたいかとか、おすすめの場所とか
熱心におもてなししていました。
その隣はマダムが一人で
新聞を広げながら食後のコーヒー。
とっても慣れてる感じだったので常連さんでしょうか。
手前のテーブルには
高級バッグをぶらさげたお洒落な女性2人。
ショッピング後のお食事のようです。
大きなサラダにお肉が少し入っただけのもの。
このお二人も炭酸入りお水。
ダイエット・メニューなんでしょうか。
右の席にはご年配のおじいさまがお食事に。
「おまたせしました」
きました「ステーキ!」
わ~なんとも美しいエレガントなステーキではありませんか。
ステーキと呼んでいいのでしょうか。
口に入れると
ひや~!な美味しさでした。
本当にあっさり。ソースもあっさりしています。
また焼き加減と温度が最高に美味しくいただけます。
お肉の下には茹でたキャベツをさっぱりクリームソースで
あえたものがたっぷり。
コロッケのようなものはマッシュ・ポテトを
揚げています。
薄味で薬草の香りがほのかです。
大満足!!
本当はこの後、ここで「インペリアル・トルテ」と
コーヒーをゆっくりいただきたかった。
でもコンサートで時間がありません。
ホテルの自慢のひとつ。
優しいミルクチョコレートでコーティング。
中はマジパンが上にあり、アーモンドを細かくしたものと
スポンジが幾層にもなった複雑なトルテ。
私のホテルの部屋にはナイフもフォークもなく おにぎりを食べるようにかぶりつきました・・・。 |
こちらに限っては「エコ」とは程遠い過剰包装です。 なかなか食べれません。 小さな箱の中にはさらに説明書まで入っています♪ |
上品で不思議な歯ごたえで
大好きになりました。
宿泊すると朝、コーヒーとこのトルテ、
アイロンをかけた新聞を
部屋に運んでくれるサービスがあるのだとか。
無事、チップ込みでクレジット・カードの
サインもスムーズにできました。
(第三関門突破)
トルテはホテルに戻ったらゆっくり・・・という事で
お持ち帰り分を購入しました。
ああ~贅沢なお食事と時間でした。
お値段は日本のホテルのお食事より
もっとリーズナブル。
おすすめですよ!
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