2013/12/03

ウィーン旅行記⑳インペリアル・ホテル



 

楽友協会コンサートに通うたびにお目にかかる
すぐ隣の神々しい趣の

天皇陛下、マイケル・ジャクソン、レディ・ガガ、などなど。
世界の皇族やVIPの人達がウィーンに来たら
ほぼ宿泊先はこちらだそうです。
 
世界的な指揮者や演奏家の写真、
サインもドアにさりげなく飾っていました。
もちろん一般の人が利用するホテルでもあります。
 
新婚旅行がウィーンでこんなホテルに泊まって
そのまま楽友協会でコンサート・・・
想像しただけでウットリ・・・。
いいなぁ~お金持ちピーポー。
 
しばしこの映像を見ながら満喫くださいませ。
 
なんて事を妄想しながら
「よし!無事に終えられる旅行記念に
最終日はここでディナー!」
と決めました。
 
ディナーといってもレストランは高級すぎるし
一人で入るのは相当さびしい・・・(笑)
もう少し気軽に利用できる

いまは改装中のようで
少し狭い場所での営業だとか。

もちろんきちんとお洒落していきました。
ドキドキしながら豪華なホテルに入り
右に曲がるとカフェの入り口があります。
(数日前、ここの有名なインペリアル・トルテを買いに
来たので場所は把握済み)

入り口に入ったら笑顔で挨拶して
背筋を伸ばして受付に。
前回トルテを買ったときの
サービス係の男性がこの日もいました。
「今日はこちらでお食事したいのですが」

その男性は笑顔満開で
「ようこそ!どうぞこちらへ」と
テーブルに案内してくれました。
(第一関門突破!)
 
 
カフェとはいってもやはり緊張します。
とっても静かな空間。

ご夫婦同士やマダム、
お金持ちそうなおじいさまがお一人とか。
結構席は埋まっていました。
 
こっそり持って帰りたかったナプキン(笑)
 
素敵なクロスやカトラリー。
うっとり眺めてしまいます。

飲み物のリストを持ってきてくれました。
あいにく、お酒が飲めないので
炭酸のお水をオーダー。
ガス入りのお水は大好きです。
 
料理のメニューは英語ですがよくわかりません。
そんな時はわかったふりをせず
質問するに限ります。
 
ガイドブックを見て
食べてみたかった料理がありました。

「キノコ入りポテト・スープ」

料理名からして美味しいにきまってますよね(笑)。

ウィーンには家庭的なあったいスープ料理が
たくさんあるみたいです。
メニューにちゃんとありました。
 
さて、メイン・ディッシュは何にしよう・・・。
なんとなくお肉が食べたい。
でもあっさりした味がいいな。。。
 
お肉料理で重くないおすすめを聞いてみました。
男性は2,3勧めてくれました。
 
子牛のなんちゃら、が気になって具体的に
どんなのか聞くと
「これはジューシーで美味しいステーキです!
たぶん気に入ってくれると思いますよ」
ということでステーキにしました。
ほほ~ウィーンの高級レストランのステーキって
どんなんだろう。。。
 
まずはメニューがスムーズに決まってホッ。
(第二関門突破)
 
 
バスケットに入ったパンが5種類きました。
バターもキレイにカットされています。
(美味しそうなパン。全部食べたかったけど
お腹がいっぱいで1個がやっと・・・)
 
まずは噂のポテト・スープがきました。
運んでくれるのは黒いワンピースにフリルのついた
白エプロンを着た女性です。
オッサレ~。
 
 
わ~!
食器が素敵。
お皿が2枚重なってる、真っ白なスープ・カップに
ホテルの紋章入り。
 
スープは素晴らしく美味しかったです。
ポタージュ系で、ジャガイモやキノコの歯ごたえがよく
複雑なハーブの香り。
そしてサーブされたときの温度が絶妙。
熱いのにすんなり口に入る(フーフー(笑)しなくてよい)
でもぬるくない。
 
スープを味わいながら周囲の人達を観察。
 
奥のテーブルではウィーンに住んでるらしき
ご夫婦がインドあたりから来たと思われる
ご夫婦を接待していました。
どこに行きたいかとか、おすすめの場所とか
熱心におもてなししていました。
 
その隣はマダムが一人で
新聞を広げながら食後のコーヒー。
とっても慣れてる感じだったので常連さんでしょうか。
 
手前のテーブルには
高級バッグをぶらさげたお洒落な女性2人。
ショッピング後のお食事のようです。
大きなサラダにお肉が少し入っただけのもの。
このお二人も炭酸入りお水。
ダイエット・メニューなんでしょうか。
 
右の席にはご年配のおじいさまがお食事に。
 
「おまたせしました」
 
きました「ステーキ!」
 
 
 
わ~なんとも美しいエレガントなステーキではありませんか。
ステーキと呼んでいいのでしょうか。
 
口に入れると
ひや~!な美味しさでした。
本当にあっさり。ソースもあっさりしています。
また焼き加減と温度が最高に美味しくいただけます。
 
お肉の下には茹でたキャベツをさっぱりクリームソースで
あえたものがたっぷり。
 
コロッケのようなものはマッシュ・ポテトを
揚げています。
薄味で薬草の香りがほのかです。
 
大満足!!
 
本当はこの後、ここで「インペリアル・トルテ」と
コーヒーをゆっくりいただきたかった。
でもコンサートで時間がありません。
 
 
ホテルの自慢のひとつ。
優しいミルクチョコレートでコーティング。
中はマジパンが上にあり、アーモンドを細かくしたものと
スポンジが幾層にもなった複雑なトルテ。
 
私のホテルの部屋にはナイフもフォークもなく
おにぎりを食べるようにかぶりつきました・・・。


こちらに限っては「エコ」とは程遠い過剰包装です。
なかなか食べれません。
小さな箱の中にはさらに説明書まで入っています♪
 
上品で不思議な歯ごたえで
大好きになりました。
 
宿泊すると朝、コーヒーとこのトルテ、
アイロンをかけた新聞を
部屋に運んでくれるサービスがあるのだとか。
 
無事、チップ込みでクレジット・カードの
サインもスムーズにできました。
(第三関門突破)
 
トルテはホテルに戻ったらゆっくり・・・という事で
お持ち帰り分を購入しました。
 
ああ~贅沢なお食事と時間でした。
 
お値段は日本のホテルのお食事より
もっとリーズナブル。
 
おすすめですよ!
 
 

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