ホテル・インペリアルで豪華なディナーの後
徒歩1分もかからずに楽友協会へ。
いよいよ今夜が私のウィーン旅行最終日でもあり
4夜連続、シャイーさん指揮、ケヴァントハウス管弦楽団
「ブラームス連続演奏会」の最終日でもあります。
演目は興奮の内容。
最近欠かさず聴いている
そして交響曲第4番。
このタイミングで目の前で聴ける、見れるなんてラッキーです。
しかも今日の席が凄い!
ステージに向かって左側のボックス席の一列目の
一番ステージ寄りです。
(チケットを手配してくれた友人に
カヴァコスが出る日は可能な限り"眺めのいい席で"と
お願いしたらこんなすごい席をとってくれました!)
実際座ってみてびっくり。
左腕を伸ばすと第一ヴァイオリンの人達の
椅子や楽譜に触れそうな近さ。
こんなにステージと客席が近い作りなんですね。
ステージの床が傷だらけでこれがとてもいい感じです。
指揮台すぐそこ! カヴァコスもすぐそこ! |
指揮台もすぐそば。
カヴァコスが立つであろう位置から数メートルです。
このボックス席には5.6席の椅子。
お隣には素敵なご夫婦。
挨拶をして席に着きました。
本日も満員御礼。立見席もびっしり。 |
オーケストラの人達がステージに。
実際に登場するとさらに近くてびっくり。
すぐ隣に演奏家達がいて、緊張しました。
沈黙のあと、カヴァコスと指揮のシャイーさん登場!
ひゃ~近い。すぐそこにいます!!
シャイーさんの指揮棒が振られました。
こんな近い席、一体どんな風に音が聴こえるのでしょう。
すぐ隣の第一ヴァイオリンのグループ。
彼らの弦の音がダイレクトに耳に来ます。
2階席で聴いた一番バランスがいいとされる席とは
当然ながら違います。
「伴奏、こんなメロディだったんた」と解明できるような感じ。
コントラバスの振動もガンガンきます。
自分も演奏グループの一人になってるような気分。
シャイーさんの顔の表情が飽きません。
目でコンタクトを取っていて、顔で指揮してるみたい。
素晴らしい指揮者ですっかりファンになりました。
そしてカヴァコスの導入が!
わ~ヴァイオリンも近くで聴くとこんな音なのね!
弦の摩擦が伝わる!
そしてカヴァコスの鼻息から服の摩擦、
身体でリズムを取っているときの靴の音・・・
頻繁にずり落ちそうなメガネをあげるとこ、
なんでも「リアル」です。
リハーサルをのぞき見してるような気分です。
これぞ「ライブ」の臨場感。
シャイーさんがカヴァコスとオーケストラを乗せて
最高潮に盛り上げていった感じです。
一体感のある演奏でした。
まさにこの映像のままの
ソリスト、指揮者、オーケストラでした。
まさにこの映像のままの
ソリスト、指揮者、オーケストラでした。
最後のフィナーレではシャイーさんと
カヴァコスが顔を見合わせながら締めました。
楽しい演奏会。
隣の奥様も大声で「ブラボー!」と拍手。
私も一緒に叫んでみましたが
声が小さいのでぜんぜん響きません・・・。
何度もステージに現れたカヴァコスも
とっても嬉しそうでした。
私の席からはステージ奥の廊下まで
見えたのですが、奥に引っ込んだカヴァコスが
ドアの開け閉めをしているスタッフにも
お礼の握手やハグをしていたのが見えました。
ほんと、いい人♪
その後の交響曲第4番は
ホルンや管楽器が響きまくり大迫力。
近い! |
演奏会後、お隣の奥様が話しかけてきました。
「あなた、とっても『キレイ』だから
記念に一緒に写真いいかしら?」
なんとまあ(もの好きな)!
ご主人がカメラを構えてとってくれました。
こちらのご夫婦、パリにお住まいで
ウィーンの旅行中だとか。
私の名前を言うと
「それはどんな意味があるの?」
意味を伝えると
「まあ~素敵だわ。
日本人の名前には素敵な意味があるって
聞いた事があるの」
すると隣のご主人が
「日本女性の名前、私も知ってるよ」
「NOBUKO」
ノブコ・・・。
ちょっと噴出しそうになりましたが
グッとこらえました。
一体なぜこのご主人はノブコなんでしょうか。
若い頃、ノブコをナンパでもしたんでしょうかね。
そんなキュートなご夫婦ともお会いできました。
さらに幸運にも、カヴァコスに会うことができ
気になっていた大きな手を見せてもらいました。
「僕の手はそんなに大きくないんだよ」
と言っていましたが・・・。
やはり大きな手と長い指でした。
この手があの美音を奏でるんだ~と感無量です。
数日前に体調を崩し、パリ公演が延期になったようでしたが
ウィーンではすっかりお元気そうでした。
「ヨーロッパは寒いからこれで暖かく」
ウケ狙いで日本が世界に誇る
ヒー〇・テッ〇をプレゼントしてきました(笑)
相変わらず明るく優しくて、みんなの人気者でした。
いつもカヴァコスの周りには太陽が照ってるみたいです。
ウィーン、最終の夜。
帰り道、思わず空に向かって
「ありがとうございます!!」
叫んでしまいました。
みなさま
ありがとうございます!!
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