アルフォンス・ミュシャ展に行きました。
私にとってミュシャの作品は謎だらけ。
初めて対面したミュシャの作品。
強烈に感動しました。
見れば見るほど、凝ったモチーフや
曲線の太さや細さのニュアンス。
髪の毛がカメオの彫刻のように存在したり
匂うような女性の美しさ。
官能的な女性像でイラストのような
写真のような・・・。
渦巻くすごい髪や百合の花やら
背景のエキゾチックな模様やら・・・。
ずっと見てると迷路に入り込んだような
気分になります。
このセンス! |
ミュシャは天才だと思いました。
よくぞあのような構図というか柄というか
ひらめきが凄いです。
ミュシャといえばフランスの大女優
サラ・ベルナールのポスターで一瞬にして
名声を手に入れたのは有名な話。
「ジスモンダ」 ミュシャ初のサラ・ベルナールを描いた記念碑的作品。 (もちろん会場に展示しています) 楽屋で対面したサラはこのポスターの前で 涙を拭うことすら忘れて感激したのだとか。 その後専属の画家として 無名のミュシャに6年契約をオファーしたそうです。 |
サラ・ベルーナル。 雰囲気のある退廃的な美しさですね。 もちろん恋のお相手が途切れることなく・・・。 まさに19世紀を代表する大女優だったそうです。 |
超売れっ子のミュシャは
石鹸、香水、シャンパン、お菓子のパッケージ
そして自転車の宣伝ポスターまで
幅広く手がけたそうです。
会場には香水のポスターにあった現物、
未開封の香水が展示されていました。
当時の女性たちが纏った香りがとても気になります。
ラリック瓶のようなものを想像していたら
瓶そのものは試験管のようにシンプル。
それにミュシャのイラストが1本ずつ貼られ
6本セットで箱に入ってる仕様です。
瓶それぞれにスプレーするノズルが
別途付属の現代的な造り。
左下の箱が香水セットの箱 (ずいぶん勢い良く出るスプレーのようですね・・・♪) |
上のポスターの香水が左のガラス5本。 (6本セットみたです。未開封で残っていたのが貴重ですね) |
チェコ人であるミュシャは
そのアイデンティティにこだわり
晩年は成功したパリから祖国に戻り
市民会館や教会などへ
ステンドガラスや壮大な絵画製作に捧げたそうです。
六本木ヒルズにある
森アーツセンターギャラリーはとても素敵な空間。
毎日8時まで空いてるので通常の
美術館よりゆっくりできます。
森タワーの52階ですから東京タワーの夜景も豪華。
展示の空間も広くてセンスがいいです。
ミュージアムショップのお洒落なアイテムが並び
さすが六本木ヒルズ、
アーティストとのコラボアイテムや
メニューが充実。
右上のサンドはミュシャに関わるプラハの橋をイメージ。 おいしそう~。 |
5月まで開催しています。
また見にいこうと思います。
<おまけ>
せっかくミュシャを見に行くのだからと
あまり履いていない
超ハイヒールで気張って行ったら大失敗。
美術館の床はとても固くて・・・そして結構歩くのでした。
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