5月はパリ旅行の話題が多かったですが
その前に素晴らしいコンサートに行ってきました。
ヴァイオリニスト、成田達輝(たつき)さんの
リサイタルに行ってきました。
前回書いた成田さんのはコチラ。
会場は大好きなトッパン・ホール。
今回でトッパン・ホールに行くのは3回目。
昨年のカヴァコスに次いでヴァイオリンを聴くのは2回目です。
このホールは素晴らしい音響
たった400席程しかない空間。
たった400席程しかない空間。
ヒノキで出来た贅沢な作り・・・
秘密にしたい位素敵なホールだと思います。
秘密にしたい位素敵なホールだと思います。
トッパンホールのロビーにある檜で出来た座席表。 ほんと、これしか席がないんです。 なんという贅沢♪ |
期待の成田さん。
登場したときの第一印象は「若い!!」
21歳だからあたりまえ。
ピアノのテオ君なんてまだ19歳。
なんて初々しい・・・。
と思ったのは登場の時だけ。
実際、もっと幼く見えたテオ君かわいい。 |
演奏を聴いてびっくりです。
洗練された粋な大人の音楽。
譜面通りに完璧に弾ける優秀な日本人。
とは全く違います。
色気のない表現かもしれませんが
「プロの演奏家」でした。
それも世界に通用する。(そう思います)
聴衆をしっかりと楽しませ感動させてくれるのです。
1曲目のベートーヴェンのソナタは正直言って
印象が薄かった。
(私がカヴァコスの演奏を聴き過ぎてるので
耳が慣れてしまってたからかもしれません)
ところが2曲目からのフォーレ、シマノフスキ、フランク
といった選曲もさることながら(私にとっては初めて聴く曲ばかり)
完全に「成田ワールド」です。
色彩豊かな印象派の絵画をなぞっているよう。
そして演歌っぽくない(ここ重要!)
成田さんにはヨーロッパの薫りただよう
今までの日本人にはない
新しいカラーの演奏家になって欲しいです。
新しい時代の新しい音楽家。
「パリが大好きでこれからも住んでいたい」と
留学中だそうですが、パリ、お似合い!!
同時に驚いたのが(ある意味成田さん以上に驚いた)
ピアニストのテオ・フシュヌレ君。
うまく言葉で表せませんが、ピタリと成田さんの気持ちを
読み取るかのような弾きっぷり。
「天才」とはこういう人かな。
アンコールで数曲弾き、
パガニーニの有名な超絶技巧の曲も披露。
それでも「お洒落」で「粋」
このお二人、まだ学生。
どんな演奏家になっていくのか無限大。
大注目です。
あ~本当にびっくりな演奏でした。
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