2010/10/09

煉瓦亭



学生時代からの仲良し友達と久し振りのご飯。
行ったお店は銀座の老舗洋食屋さん「煉瓦亭」。

銀座に行くと、こちらのカツレツが食べたくなります。
いつも行列でなかなかありつけませんでした。

キャベツの千切りが添えてあるだけの、ごくシンプルなカツレツ。
その味はホッと安らぐ優しく懐かしい味。
煉瓦亭のカツレツがお口に合わないという日本人は
いないのではないでしょうか?

「栞」がお会計のカウンターにあり、いただきました。
(40年前から使用しているというレジがあります。
優しいご主人様が短い鉛筆でレシートを
確認しながらお会計をしてくださいます)
それを読むと
なんと明治28年創業。
日本の洋食「カツレツ」誕生の店、とあります。
現在のとんかつの祖なんですって。
ハヤシライス、オムライス、カキフライなど
フライものも生み出したそうです。
それはスゴイ!
日本人の味覚に合う、親しみやすい洋食との事。
心がホッとする味と空間なのはこんな理由からなのですね。

今、銀座は世界の観光名所を目指し頑張っています。
東京都も積極的に関わっている程。
買い物客が世界中からやってきてその賑わいには驚かされます。

大きく変化している銀座だからこそ、
このような老舗の存在をありがたく思います。
いつまでも温かく美味しいカツレツと品のある空間。

余談:ここのキャベツの千切りがまた、いいんだわ~。
その切り幅?といいキャベツのしなり歯ごたえといい!